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グラニオン (USS Grunion, SS-216) は、アメリカ海軍のガトー級潜水艦の5番艦。艦名はアメリカ西海岸に生息するトウゴロイワシ目の複数種の総称グラニオン(グルニオン)に由来する。同形艦シルバーサイズの由来となったトウゴロウイワシ目全体の総称であるSilversideよりも限定された種を表す。 ==艦歴== グラニオンは1941年コネチカット州グロトンのエレクトリック・ボート社で起工する。1941年12月22日に少将の夫人によって進水し、1942年4月11日に艦長マナート・L・エベール少佐(アナポリス1926年組)の指揮下就役した。 ニューロンドンでの整調後、グラニオンは1942年5月24日に太平洋に向けて航海を始める〔#SS-216, USS GRUNIONp.12〕。パナマ運河へ向けてカリブ海を航行中の5月31日午後、グラニオンはの地点で16名が乗っていた救命ボートを発見する〔#SS-216, USS GRUNIONp.14〕。この16名は、去る5月27日にドイツのUボートU-558によって撃沈された貨物船ジャック (''USAT Jack'') の生存者であった〔。グラニオンは約1時間かけて遭難者全員を救助した〔。グラニオンは6月3日にココ・ソロに到着、ジャックの遭難者を下艦させる。ココ・ソロ停泊中に太平洋艦隊潜水部隊(少将)に編入され〔#SS-216, USS GRUNIONp.17,19〕、6月6日にココ・ソロを出港〔#SS-216, USS GRUNIONp.19〕。その後、6月20日に真珠湾に到着した〔#SS-216, USS GRUNIONp.24〕。 グラニオンは10日間の訓練後6月30日に真珠湾を出航し、ミッドウェー島に到着する。その後第6潜水戦隊の管轄であるアリューシャン列島へ向けて最初の哨戒を実施する。この方面には、それまで旧式の潜水艦しか配備されていなかった〔#高橋p.201〕。最初の報告は7月15日に行われ、キスカ島北部での哨戒で「日本海軍の駆逐艦に対して魚雷を3本発射したが命中しなかった」というものであった〔#SS-216, USS GRUNIONp.28〕。グラニオンは7月を通してキスカ島近辺で活動した。その7月15日、グラニオンはキスカ湾外で対潜掃討中の第十三駆潜隊を攻撃し、そのうちの第25号駆潜艇と第27号駆潜艇を一撃で撃沈した〔#一水戦1707p.85〕。残りの第26号駆潜艇にも1本が向かったが、機関科准士官の咄嗟の好判断で回避され、キスカ島海岸の砂浜に打ちあがった。当時キスカ湾内には駆逐艦暁や特設艦船がいたが、大した反撃はしなかった。7月30日に集中的な対潜活動を行い、「キスカ沖は緊密な警戒幕が敷かれている。本艦の残有魚雷10本」と報告、ダッチハーバーへの帰還を命じられた。これがグラニオンの存在がアメリカ側に確認された最後となった。その後キスカ島付近で消息を絶ち、11月2日除籍された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「グラニオン (潜水艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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